CYCLE MODE international2015 深夜バスの旅

2015年11月5日(木)~11月7日(土)
日本最大級のスポーツ自転車フェス「サイクルモード インターナショナル2015」の取材に千葉県は幕張メッセへ行ってきました。※『サイクルモード インターナショナル2015ボラボラ』 はこちら

サイクルモード取材中の筆者

サイクルモード取材中の筆者

取材の詳細はこのあと記事を執筆予定ですが今回は大阪から千葉の往復に使った深夜バスについて書かせていただきます。
これから深夜バスで長距離移動しようとする方の助けになれれば幸いです。

今回利用したのは「WILLER EXPRESS(以下ウィラー)」。

WILLER EXPRESS

WILLER EXPRESS

ここ数年、大阪でもめっきり目にする回数の増えたバスで白&ピンクのツートンカラーが目印。
ウィラーにした理由はバス停が目的地である幕張メッセと目と鼻の距離にあったこと。

ホテルスプリングス幕張停留所

ホテルスプリングス幕張停留所

それ以外の理由はしいて言うなら深夜バス音痴の私ですらその存在をしっていたという高い知名度があります…
ちなみに料金は合計で15948円。大阪(梅田)-千葉(ホテルスプリングス幕張)間を往復する値段としては決して安くありません。しかも不思議なことに往路(大阪→千葉)よりも復路(千葉→大阪)のようが1900円も高いです。

今回あえて深夜バスを選んだ理由は、数年前(もう8年近くになりますが)にコミックマーケット(通称コミケ)の会場として幕張メッセに行った事があります…と思ったらなんと私が行ったコミケは東京ビックサイトが会場じゃありませんか!
あれ?なんでこんな勘違いをしてたのか…なんと今その間違いに気づきました。
あ、そうだ。東京ゲームショウの会場が幕張メッセだったんだ!
というわけで学生時代によく利用していた深夜バスの味を久しぶりに体感したくなったのです!

いざ幕張メッセへ!

いざ幕張メッセへ!

それでは今回私がどのようにしてバスの予約をしたのか。
まずはインターネット(以下ネット)で大阪から幕張メッセに行くバスを検索。
いくつか候補に挙がりましたが先ほど申し上げた理由からウィラーに決定。
料金はクレジットカード支払と銀行決済(コンビニ・郵貯を含む)があったので郵貯を選択。近所の郵便局ATMでウィラー指定の口座(ネットサイトで予約申し込みをすると詳しい振込み方を教えてもらえます)に振込みしました。
予約申し込みの際にIDとパスワードを設定し(強制)ウィラーのネットサイトにマイページなるものが開設されます。マイページにアクセスすれば予約しているバスの出発日時などの詳細がいつでも確認できます。(これは結構便利です)

いよいよ幕張メッセへの出発当日がやってきました。

夜中の10時。暗闇の中、煌々と明かりのともったウィラーバスターミナル大阪梅田

夜中の10時。暗闇の中、煌々と明かりのともったウィラーバスターミナル大阪梅田

ウィラーバスターミナル大阪梅田に到着。空港のラウンジのような建物に驚かされました!

ウィラーバスターミナル大阪梅田

ウィラーバスターミナル大阪梅田

カフェや小さなお土産店も併設されておりパウダールーム(女性専用?)からネット接続できる机などの設備も充実しています。
さらにきれいに着飾った女性職員達が客の案内などをされていました。
「これはウィラー期待大やな~」と久しぶりの深夜バスに心うきうき…
室外のトイレ(ビル共用)で用を済ませバス乗車を待ちます。

待合室の壁にかかった巨大な液晶モニターに私が乗るバス(W232便)の表示が現れました!さぁいそがずあわてずしかし確実に。荷物の忘れ物(といってもリュックひとつですが)の確認をしてバスに向かいます!

ウィラーバスターミナル大阪梅田。広告を見てると天国のようなバスみたいです

ウィラーバスターミナル大阪梅田。広告を見てると天国のようなバスみたいです

座席は2階建てバスの1階の1C。
進行方向に向かって通路の右手に座席が1つ、左手に2つ座席の変則的な3列座席(シート)です。
1Cは幸い通路の右側の座席でしかも最前列。今回のウィラーは荷物預かりトランクが無いので広い足元で大助かり。ちなみに天井の網棚もありません。
足元と壁に網状の小さな物入れがあり、GoPro(アクションカメラ)やiPhone6plusなどちょっとした小物を入れるのに便利。というよりもこの小物入れ意外に物入れスペースはありません!これは非常に不便です。

変則3列シート。※2階席です

変則3列シート。※2階席です

ちなみに1C座席ですが予約申込み後に座席指定をしました。
予約申込み前に座席指定ができればいいのですがそれはできないようです。

23時36分 京都駅南側にて一時停車。

23時36分 京都駅南側にて一時停車。

梅田から発車したバスは京都駅前で停車し乗客を追加後、高速道路を乗り継ぎ翌朝に川崎駅前で一時停車。数名の乗客が降車。

翌朝、一番に停車した川崎駅前。

翌朝、一番に停車した川崎駅前。

続けて池袋サンシャインで再び一時停車して乗客を降ろし(降車客数はここが最多)、終点のオテルスプリングス幕張に到着!

幕張メッセはすぐそこ!取材がんばるぞ~

幕張メッセはすぐそこ!取材がんばるぞ~

伊勢湾自動車道が工事中で名神高速道路へ迂回したり、都内道路の渋滞などがあり予定よりも1時間近く遅れての幕張到着でした。
降車後、歩いて幕張メッセへ向かいましたがなんだから体の疲れが取れません。
というのも今回のバスは1階の真ん中にトイレがあったせいでアレの臭いが車内に充満してなんだか落ち着いて眠れませんでした。
さらにまだ秋口でそれほど気温が低くないからか深夜も車内には暖房はありません。数時間に一度の高速道路SAでの休憩のたびに開いたドアから冷たい外気が車内に入り込み1階がキンキンに冷えます。2階に比べて乗客の少ない1階は暖房なしだとかなり寒くなります。
座席には薄い毛布1枚が用意されていますがとてもこれだけでしのげるものではありませんでした。幕張に到着してから分かったのですが追加の毛布がドア横に置いてありました。しかし私のように一度もSA休憩にも車内トイレにも行かない客には分かりようもありません。
そんな感じでトイレの臭さと冷えで十分に眠ることができなかったようです。

午前10時から18時まで。無事サイクルモードの取材終了!

午前10時から18時まで。無事サイクルモードの取材終了!

無事サイクルモードの取材を終え再びホテルスプリングス幕張前にやって来ました。

ホテルスプリングス幕張停留所に戻ってきました。

ホテルスプリングス幕張停留所に戻ってきました。

ウィラーに乗って今度は大阪へ帰る番です。

すでに見慣れた感のある2階建てバス。確かに荷物を入れるトランクは見当たりません…

すでに見慣れた感のある2階建てバス。確かに荷物を入れるトランクは見当たりません…

2階の2C席へ。座席の並び先ほどと同じ。しかし今回は最前列ではなく前から二つ目の席。これが思いのほか不快でした。
私の前には当然ながら別の客がおり、深夜バスの名のとおり移動中は基本的に皆さん寝ます。その時に背もたれをこちら側に倒すわけですが深夜バスのリクライニングシートはかなりの角度まで倒すことができます。
さらに荷物預かりトランクのないバスで、天井の網棚も狭い狭い仕様。カメラや三脚でパンパンになったリュックサックの行き場所は果たしてどこ?

幕張駅前のタリーズのコーヒー(ホット)とともに車内へ。コーヒー置く場所すら無いぞ~(^_^.)

幕張駅前のタリーズのコーヒー(ホット)とともに車内へ。コーヒー置く場所すら無いぞ~(^_^.)

通路に置くわけにも行かないので仕方なく足を置くスペースにリュックを横にします。すると当然ながらリュックの上に足を置くことになるのですがリュックと倒された背もたれの間の隙間が狭すぎる…
もちろん前の乗客を攻めるのは間違ってます…けどこの座席の構造ってどうなんだろう…少なくとも学生時代に乗った深夜バスはもうちょっと快適だった気がするけど。
しかし2階席でよかったのは車内の冷えが解消されたこと。やっぱり乗客が多いと車内はあったかいんですね…って根本的な解決にはなってないですがまぁいいでしょうw

早朝06時16分 京都駅南側で一時停車。あたりはまだ薄暗く車内はちょっと寒い…

早朝06時16分 京都駅南側で一時停車。あたりはまだ薄暗く車内はちょっと寒い…

ってな感じで大阪-千葉の深夜バス往復は無事(?)終了しました。
5日の夜に大阪を出発して再び大阪に帰ってきたのは7日の朝。
理論上は車内で眠っているから睡眠時間が足りないことはありませんが
やっぱり深夜バスはつらいですね。

33時間ぶりに大阪に戻ってきました!笑ってるけどなんとなく疲れた顔してますね

33時間ぶりに大阪に戻ってきました!笑ってるけどなんとなく疲れた顔してますね

それにしても車内でにぎやかだった学生風の乗客たちはなんであんなに元気なんでしょうか?もしかしたら自分も10数年前はあんなんだったのかな…

今回の深夜バスで分かったのは「移動には金をかけたほうがいい」ということ。
一見金が浮いたように思いますが、肝心の目的(私の場合は取材)がおろそかになったり、帰宅したときの疲れが尋常じゃないほどひどくなる恐れがあります。
新幹線やLCCでの移動が可能な場合はできるだけ早めにチケットを取ったり往復+宿泊込みの割安チケットを選択するほうがいろんな意味で合理的だと思います。
もちろん深夜バスのロマンや楽しみも否定はしませんが、私の導き出した結論としては「なるべく深夜バスは辞めておこう」です。

仮に深夜バスを選択せざるを得ない時は「最前列」は必須。寒さが心配な時は「2階席」を指定してください。そして隣との座席には必ず隙間が必要です。できれば荷物預かりトランクも欲しいところです。細かいことですが水分補給のたびに席を立つのは面倒くさいので1リットル位の水分は準備しておきましょう。もちろん小腹がすいた時の食べ物も。あと簡単なごみ入れ(スーパーの袋など)もあれば便利です。寒さ除けの毛布が複数毎使えるときは2~3枚はあったほうがいいでしょう。

長くなりましたが最後までごらん頂きありがとうございました。
この記事が深夜バス移動を考えてらっしゃる皆さんの力になれば嬉しいです。
ちなみに今回の深夜バス代金はすべて自腹、ウィラー社には何の恨みもないことを付け加えておきます。

ウィラーバスターミナル大阪梅田から歩いて10分の梅田駅から電車で帰宅。ふぅ~結構疲れたな…

ウィラーバスターミナル大阪梅田から歩いて10分の梅田駅から電車で帰宅。ふぅ~結構疲れたな…

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