当記事のタイトルWho said man can’t fly ?
直訳すると「人が飛べないと言ったのは誰?」とか「誰が人は飛べないと言ったのだ?」になります。
実はこれアメリカのプロバスケットボールリーグNBA(エヌビーエー)のゲームでのアナウンサーのひと言なんです。
今回はこのWho said man can’t fly ? に隠された意味について語ります。
現地2024年2月4日(日)開催ゲームのLos Angeles Clippers(以下クリッパーズ) 対 Miami Heat(以下ヒート)。
第3クウォーター(NBAのバスケットボールゲームは48分を4つに分割するクウォーター制)残り時間5分10秒。
3ポイントラインの外からDaniel Theisのスクリーンを使いながらインサイドへドライブインするクリッパーズのJames Harden。
Hardenのドライブからのシュートを警戒しヒートのディフェンダーがハーデンにクロージングすると同時にゴール下に走り込むクリッパーズのTerance Mann。
Hardenからふわっと放たれたバスケットボールをMannは跳躍しながら両手でつかみそのままリングへねじ込む。
バスケットボールでいう所の「アリウープダンクショット Alley-Oop Dunks」が炸裂!
そのシーンを見た実況がとっさに放ったひと言がWho said man can’t fly ? だったのです。
バスケットボールをご存じない皆さんには何が何だか全く想像できないと思うのでYouTubeのLA Clippersチャンネルから当該シーンをご覧ください。
Hardenの緩急をつけたドライブインとMannの跳躍力の迫力が凄まじいですね。
ではなぜ実況のアナウンサーはWho said man can’t fly ?と表現したのでしょうか?
それはダンクシュートをしたClippersのTerance Mannがヒント。
そうアナウンサーはmanとMannをかけたのです。
Who said man can’t fly ?(人が飛べないと言ったのは誰だ?)
と
Who said Mann can’t fly ?(テレンス・マンが飛べないと言ったのは誰だ?)
ユーモアに富んだコメントを瞬時に出せる実況アナウンサーの実力にも脱帽するワンシーンでした。
以上アメリカのプロバスケットボールリーグNBAでの気になったシーンに対する考察でした。
2024年2月5日(月)21時00分
JOBBBラジオ馬場哲平(Teppei BAMBA)筆